トイレの換気扇が壊れた時、自分で交換できるのか疑問に思うことがあります。
本記事では、換気扇の交換手順や注意点、選び方まで詳しく解説します。
安全に取り付けるためのポイントもおさえて、快適なトイレ環境を実現しましょう。
トイレの換気扇について
住宅の中でも特にトイレは湿度が高く、換気が必要な場所の一つです。
カビやにおいを抑制するためにも、トイレの換気扇の正常な動作は欠かせません。
しかし、換気扇の交換方法についてわからないこともあるでしょう。
そこで今回は、トイレの換気扇の交換方法や注意点について解説します。
自分でトイレの換気扇は交換できる？
トイレの換気扇が壊れて、動かなくなってしまいました。交換したいのですが、トイレの換気扇は自分で交換できるものなんでしょうか？
新生活の相談者
住まいのアドバイザー
自分で交換することは可能ですが、電気工事士資格などが必要な電源からの配線工事が必要な場合は、必ずプロに依頼する必要があります。また、重い換気扇や高所作業になる場合は、安全面からもプロに依頼することをおすすめします。
一般家庭の換気扇の多くは100Vで動作し、家庭用コンセントから電源を取っています。
このため、専門的な電源からの配線工事が必要ない場合がほとんどです。
しかし、換気扇の取り付け位置が高い場所にある場合や、重量が20kg以上の大型の換気扇の場合は怪我のリスクがあるため、プロに依頼することをおすすめします。
また、電気工事士資格でないと作業できない交換は、必ずプロに依頼しましょう。
トイレの換気扇を交換する手順
では、自分で換気扇を交換するときの手順を具体的に教えてもらえますか？
新生活の相談者
住まいのアドバイザー
まずは、必ず電源を切ってから作業を始めることが大切です。その後、換気扇のカバーを外し、接続されている配線を外します。新しい換気扇と配線を接続した後、換気扇を取り付けて確認しましょう。
まずは、電源を切ることから始めます。
これはショートや感電を防ぐためです。
次に換気扇のカバーを外します。
これはドライバー等の工具を使い、ビスを外す場合が多いです。
その後、配線を外しますが、接続方法は換気扇によって異なるため、取扱説明書を参照しながら行いましょう。
新しい換気扇と配線を接続した後、換気扇を取り付けます。
固定方法も製品により異なるので取扱説明書をよく読んで行ってください。
次に電源を入れ、動作確認をします。
全ての作業が終わったら、カバーを元通りに取り付けましょう。
トイレの換気扇を交換する際に気を付けたいポイント
トイレの換気扇を交換するにあたり、どんな事に気をつければいいのかも知りたいです。
新生活の相談者
住まいのアドバイザー
電源を切ること、適合する換気扇を購入すること、指や手を切らないよう注意すること、配線を正確につなぐことなどが重要です。
電源を切ることは、感電予防のためです。
また新旧の換気扇が同じタイプであることは重要です。
違うタイプでは取り付けられない場合があります。
また、カバーや換気扇の取り外し時には指や手を切らないよう注意しましょう。
同様に、ワイヤーストリッパーや工具を使う際も、怪我をしないように注意が必要です。
配線は製品によって違いますので、取扱説明書をよく読み正しく接続しましょう。
誤った配線は、短絡や火災の原因になる場合がありますので注意が必要です。
トイレの換気扇選びのポイント
なるほど、そういった注意点もあるんですね。あと、換気扇を選ぶときに、何か気をつけるべき点はありますか？
新生活の相談者
住まいのアドバイザー
新しい換気扇があなたのトイレに適合しているか、また、性能面（換気能力）でも必要な要件を満たしているか確認することが大切です。また、静音タイプや節電タイプなど、特性によって選ぶと良いでしょう。
換気扇の選び方は、場所や用途によります。
トイレに取り付ける換気扇は、臭いを快適にするための換気能力が必要です。
換気扇の製品情報に記載されている「畳数」が換気能力の目安となります。
また、排気口の大きさや形状、取り付け方法などが既存の換気扇と合致しているか確認が必要です。
静音タイプや節電タイプは、ご自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。
例えば、トイレが寝室の近くにある場合は、操作音が静かな静音タイプがおすすめですし、省エネ志向の方は節電タイプが良いでしょう。
省エネ型の換気扇について理解しよう
省エネを意識して生活しているので、節電タイプがいいですね。でも、省エネ型の換気扇とは具体的にどのようなものなんでしょう？
新生活の相談者
住まいのアドバイザー
省エネ型の換気扇とは、動作中の消費電力が少なく設計された換気扇や、モーターやファンの改良などによって効率的に空気を動かすように設計された換気扇を指します。また、一部の製品にはセンサーがついており、人がいない時や湿度が低い時は自動でOFFになる仕組みを持つものもあります。
省エネ型の換気扇は、発熱量の少ないモーターや効率の良いファンを使用することで、低電力で良好な換気能力を維持しようとする製品です。
これにより、いつまでも連続運転させておいても大きな消費電力にならず、電気代を節約できます。
また、人感センサーや湿度センサーがついた製品では、不要な時には自動的にOFFになるため、無駄な電力消費を抑えることができます。
省エネ型換気扇の選び方では、必要な換気能力を確保した上で、省エネ機能や自動運転機能が付いた品質の良い製品を選ぶことが重要です。
トイレの換気扇を交換する方法についてまとめ
省エネ型で適合する換気扇を探してみます。電源を確実に切ること、指や手を切らないように注意すること、配線を正確につなぐことなど、交換作業で気をつける点も心に留めておきます。たくさん教えていただきありがとうございました。
新生活の相談者
本日学んだことを確認しましょう。
- 換気扇の交換は、基本的に自分でも行うことが可能。
- ただし、電源からの配線工事が必要な場合や、重い換気扇、高所作業の場合は必ずプロに依頼すること。
- 換気扇を交換する際は必ず電源を切り、適合する換気扇を選ぶこと。
- 換気扇を取り換える際、指や手を切らないように注意し、配線は製品に合わせて接続すること。
- 換気扇を選ぶ際には場所に適合しているものを選び、換気能力も考慮すること。
- 節電志向の方は省エネ型の換気扇がおすすめ。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な換気扇を選んでいきましょう。
