トイレの水漏れ:タンクの水漏れを修理する方法と注意点

最終更新日:2025/01/13

トイレの水漏れ:タンクの水漏れを修理する方法と注意点

トイレタンクからの水漏れに困っている方必見!
水漏れの原因やトイレタンク内部の構造、修理の手順など、具体的な情報を解説します。
プロの利用や他の問題の可能性も考慮し、的確な対処法を紹介します。

トイレのタンクから水漏れ

トイレのタンクから水が漏れると、水道料金が高くなったり、床が濡れてカビが生えたりするなど、様々なトラブルの原因になります。
しかし、自身で修理を行いたいと考えても、トイレタンクの構造がわからなければ対処が難しいですよね。
この記事では、トイレタンクの水漏れを修理する方法と、その際の注意点について詳しく解説します。

タンクの内部構造

トイレタンクから水が漏れているみたいで、困っています。自分で何とか修理できないものでしょうか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

自分で修理することも可能です。ただし、その前にタンクのどの部分から水が漏れているかを確認する必要があります。また、流すボタンを押したときや、水を補充するときに漏水がひどくなる場合、フラッシュバルブや補給バルブに問題がある可能性もあります。

トイレタンクの内部には、数種類の部品があります。
代表的なものには、「フラッシュバルブ」や「補給バルブ」です。

フラッシュバルブは、フラッシュレバー(つまり流すボタン)が引き起こされると開き、タンク内の水を便器に流します。
部品に問題があると、バルブが適切に閉まらず、タンクからの水が止まらなくなるのです。

補給バルブは、フラッシング後にタンク内の水位を適切な位置に維持する役割を果たします。
これに問題があると、水位が適切な位置よりも高くなりすぎて、タンクからオーバーフローする可能性があります。

トイレタンク部品の位置

それぞれの部品がどのように見えて、どのように動作するのかイメージがわかないのですが、詳しく教えていただけますか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

フラッシュバルブは通常、トイレタンクの下部に位置しており、大きなゴムのコマのような形状をしています。補給バルブはタンクの側面近く、または中央部に位置していて、水位調整フロート(水位を感知してバルブ開閉を行う部品)がついています。一度タンクの蓋を開けてみて、位置関係を観察してみましょう。

各部品の名前や目的だけでなく、その位置関係についても理解しておくと、修理がよりスムーズに進むでしょう。
フラッシュバルブが底部にあり、補給バルブが上部にあるという位置関係は、水の流れと密接に関連しています。
そのため、トイレタンクの水漏れが発生していても、どの部品が原因かを突き止めることができれば、効率的に問題を解決できるでしょう。

トイレタンクのバルブが原因の修理手順

バルブが問題なのかなって思います。具体的にどのように修理すればいいのでしょうか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

まずはっきりさせるべきことは、どのバルブが問題なのか、フラッシュバルブなのか補給バルブなのかを適切に特定することです。これが分かれば、その部品を交換するか、修復するかを判断できます。

いずれのバルブが問題であるかを特定するには、タンク内部を観察しながら、トイレを使ってみると良いでしょう。
フラッシュバルブが問題なら、フラッシュ時にバルブが適切に閉まらず、タンク内の水が止まらないでしょう。

補給バルブが問題なら、水位が一定以上上がらない、あるいは水位が高すぎて溢れつづけるでしょう。
いずれにしても部品の交換は、基本的な手順に従えば比較的容易な作業です。、

トイレの水漏れ知識があるプロに依頼しよう

でも、自分が間違ったことをしているかどうか、もしくは他に問題があるかどうかわからないんです。どうすればいいのでしょうか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

そういった場合には、いつでもプロの手を借りることもできます。自身で修理することは費用を節約できる一方で、間違えると余計な修理費用がかかることもあります。確実性を求めるならプロに依頼するのも一つの選択肢です。

トイレの修理は比較的簡単な修理の一つではありますが、自信がない場合や事態が悪化する可能性がある場合には、プロに依頼することが適切です。
プロは豊富な知識から、ほとんどの場合は迅速に問題を特定し、効率的に修理を進められます。
タンクの水漏れなど、トイレの修理が緊急を要する場合や、自らの技術に自信がない場合にはプロに依頼しましょう。

自分でトイレタンクの水漏れを修理する手順

もし自分で修理を試みるなら、具体的な手順はどのようなものになりますか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

自分で修理を行う場合、最初にするべきは水を止めることです。次に問題のバルブを取り外し、新しいものと交換します。フラッシュバルブと補給バルブのどちらも取り付けの際は注意が必要です。また、部品を取り付けたら、トイレを何回か流して機能をチェックしましょう。

自身で修理を行うとき、第一に安全性が求められます。
水が流れ続ける状態で作業を開始すれば、作業現場が水浸しになってしまいます。
水を止めるためには、トイレの背後にある水栓を閉めればよいでしょう。

取替える部品は、それぞれが特定の位置に適切に設置され、適切に動作することが重要です。
そのためには新たに取り付けた部品が適切に動作するか、しっかりと確認しましょう。

トイレの水漏れ対応まとめ

自分で修理するのは少し勇気がいりますが、できることなら挑戦してみたいと思います。難しそうならプロに依頼してみます!詳しく教えていただきありがとうございました。

新生活の相談者

今回、学んだことを再度振り返ってみましょう。

  • トイレタンクからの水漏れは、主にフラッシュバルブと補給バルブの問題から起こる可能性がある。
  • フラッシュバルブはタンクの底部にあり、補給バルブは上部にあることを確認し、問題の部品を特定する。
  • それぞれのバルブは市場で比較的手頃な価格で入手可能で、取り換えも可能である。
  • 自らの技術に自信がない場合や事態が悪化を恐れる場合には、プロを利用することも考慮する。
  • 自分で修理する場合、まず水を止め、その後新しいバルブと交換し、動作を確認する。

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作成者: 不動産と住まいの教科書

住まいの知識として、暮らし始める前に知っておくべきこと。暮らし始めてから必要になる知識。 住宅や不動産の購入についてできるだけ詳しく簡単に説明する、「不動産と住まいの教科書」です。