防災・防犯対策がしっかりした賃貸物件の選び方とは?

最終更新日:2023/12/27

防災・防犯対策がしっかりした賃貸物件の選び方とは?

新生活を始めるにあたり、防災・防犯面で安心な賃貸物件を探している方に向けて、賃貸物件の選び方のポイントや防災・防犯設備の効果について解説します。

賃貸物件の防災・防犯対策の重要性

賃貸物件を探す際、立地や設備、家賃といったことばかりに目が行きがちですが、実はそれだけではなく防災・防犯面もしっかり見る必要があります。それはなぜかというと、自分の暮らしを守るためにはそういった環境面も影響を与えるからです。それではどのように防災・防犯対策が整った賃貸物件を見分けることができるのでしょうか。このコンテンツを通して、物件の選び方の基準に役立つ情報を提供します。

防災・防犯対策の見分け方

新生活を始めるにあたり、防災・防犯面で安全な賃貸物件を探したいのですが、具体的にどんなことを見ればいいのでしょうか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

まず、防災面では建物自体の耐震性を確認することが大切です。また、物件の周辺環境の確認も重要です。防犯面では、照明やオートロックの有無など物件自体の設備を確認することや、周辺の治安や街灯の配置なども把握するといいでしょう。

防災・防犯対策を見るポイントは大きく分けて物件自体の設備と周辺環境の2つです。
物件の耐震性は「新耐震基準」や「旧耐震基準」で表され、新耐震基準は旧基準よりも厳しい基準を設けていますので、新耐震基準を満たしている物件を選ぶとより安全です。

耐震性の確認方法

そうなんですね。でも、賃貸物件を見る時、耐震性ってどうやって見分けるんですか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

耐震診断済みの物件であれば、その物件情報に表示されていることが多いですよ。また、エントランスや共有部分に耐震診断の証明書が掲示されていることもあります。見つからない場合や不安な場合は、不動産業者に直接確認するのが最も確実です。

不動産業者は入居者に対し、物件の耐震性等について正確な情報を提供する義務があります。
なので、耐震診断の結果や耐震基準について不安がある場合は、遠慮せずに質問してみてください。

防犯対策のチェックポイント

なるほど、確認方法は色々あるんですね。防犯面についても詳しく教えていただけますか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

防犯面で重要になるのは、まず物件自体の設備です。例えば玄関のオートロックや防犯カメラの有無、室内のドアの二重錠、窓の鍵などをチェックしましょう。また、物件の周辺の安全性も重要です。賃貸物件があるエリアでの犯罪率や交番の位置、夜道の照明状況などを把握すると良いですよ。

防犯対策は物件自体の設備だけではなく、周辺環境も大切な要素です。
特に、夜道が明るく交番が近い場所は防犯面で有利と言えます。
多少家賃が高くても、自分の身を守るための価値はあると考えると良いでしょう。

防犯面での賃貸物件選びの価値

確かに、防犯面で良い物件を選ぼうと思うと、家賃が高くなってしまうかもしれませんね。でも、その分の価値はありますよね。

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

はい、それが賢い選択ですね。自分の身を守るためには、必要な投資です。そして、賃貸物件を選ぶ際にはこれまでに挙げた防災・防犯面のチェック以外にも、例えば物件の管理体制や防音性能なども考慮に入れると、更に安心して暮らせますよ。

家賃が少し高くても防災・防犯面がしっかりしている物件を選ぶことは、将来のトラブルを避けるためにも大事です。
また、防音性能や管理体制も快適な生活のためには重要なポイントです。
物件選びは一見しただけで決めず、じっくりと各項目を比較検討してみることが大切です。

防犯設備の効果について

先ほど防犯設備の例としてオートロックや防犯カメラなどを挙げていただきましたが、具体的にどれくらいの効果が期待できますか?

新生活の相談者
住まいのアドバイザー

オートロックは不特定多数の人の出入りを制限することができ、防犯カメラは不審者の侵入や行動を記録することができます。これらは間接的な防犯効果があり、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。特に、オートロックはその存在自体が犯罪を抑止する効果もありますよ。

オートロックや防犯カメラなどの防犯設備は、物件内外への不要な侵入を防ぐのに非常に有効です。
ただし、これらの設備が完全に犯罪を防ぐわけではないので、自身で防犯意識を持つとともに、周辺環境などの他の要素も大切に考えて物件選びをすることが重要です。

賃貸物件の選び方のまとめ

ちゃんと自分の生活を守るためにも、賃貸物件選びは疎かにせず防災・防犯面もしっかり見ていこうと思います。ありがとうございました。

新生活の相談者

押さえておくべきポイントを整理しましょう。

  • 物件の耐震診断を確認する
  • 玄関のオートロックや防犯カメラの有無をチェックする
  • 物件周辺の治安状況や街灯の配置を見る
  • 適切な家賃を見つけ、自分の生活を守るために必要な投資をする
  • 物件の管理体制や防音性能も考慮に入れる

物件選びは自分の生活全体を左右する大切な事なので、じっくりと時間をかけて検討しましょう。

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作成者: 不動産と住まいの教科書

住まいの知識として、暮らし始める前に知っておくべきこと。暮らし始めてから必要になる知識。 住宅や不動産の購入についてできるだけ詳しく簡単に説明する、「不動産と住まいの教科書」です。